幽霊火は無色である。

フリースタイルあとがき&二次創作ダンジョン

下書き掘り起こしのお話。episode1 ファントム・ヤンデレ

ゴーストライターはよく(どちらかというとほとんど)書いてるうちに癇癪を起こすので書いてるものをほとんど残さない(残らないか)

それでもヒューマンミスというのは起こりうるもので今回はうっかりか偶然か忘れたやつを骨の代わりとして置いておく。


これはTwitterにあったやつ。




https://shindanmaker.com/587150
140字SSbot、お世話になってます。



貴方は三船美優で「君をお買い上げ」で文章を作ってください。


貴方の買い上げて私の部屋に飼ってから早一ヶ月。最初は困惑と憤怒の眼差しで睨みつけたのに、今は目に映るのは虚ろな光のみ。私以外の愛は何もいらないといったはずなのに、どうして虚無感を漂わせてるのですか?



籠の中の鳥みたいなのを書こうとしたのかも。
ただしゴーストライター的に三船美優が監禁系のヤンデレになるのはイマイチピンとこなかった。
モバマスのロワイヤルイベントの時は黒いドレスに鳥籠を持ったダークな感じの[語らいの明眸(めいぼう)](四コマでも闇堕ちのイメージと言ってたし)の雰囲気で、想起できなくはないが、セリフを調べると、こんなのが出てくる。


小鳥の境遇を、私は憐れんだりしない…。囚われて浸る幸せを、私は知っているもの。でも、もしも檻を出たいと望むなら…応援してあげる。未来を目指す喜びを、私は教えてもらったから…

○○さんは…ずるい人。檻がなくても、鳥は飛び立たないと知っている…。その優しいずるさに…私は惑います



これ見た時に多分畳んだのだと思う。
二次創作だから束縛系にすることもできなくはないかもだが公式の依存系の方に心を抉られるような感じを受けてしまった...

消さなかったのは「可能性」があったからか忘れただけなのか今は定かじゃあないけど、投稿しなかったのは多分公式の台詞により深く心を抉られたからだと思う。

一方的に冷酷に相手を縛るような感じじゃあなくて、快楽か耽美にどっぷり浸かりこんで抜け出せないようなヤンデレの素質があるし、後者の方が俺はいいですね。困惑や憤怒の眼差しと書いたのは前者のイメージで進めてたからって感じかもしれない。

でも、単純にあまあまなやつが好きという理由で後者を選んだわけではなく、多分三船美優の性格が一致してるのは後者の方じゃないかと思った。


最近特に「流されやすい」アイドルのイメージになってるけど、三船美優が流されるのは多分意志の弱さ(わからんけどそういう仮定)とかじゃなくて、三船美優は大人だから妥協や安全な逃げの選択肢を知っているから、冒険しない、人と戦ったりしない選択肢に逃げる弱さも共感できるしその蜜の味を知ってる。


そんなこと考えながら書いてたらふと頭に過ぎったのがある。

ギリシャ神話で有名なヘラクレスの話を思い出した。




ヘラクレスが旅してると二股の道にたどり着いた。
一方は下り坂で歩きやすく舗装されてる道。
もう一つは岩や石でボロボロの上り道。
どちらを歩くか悩んでるヘラクレスの前に2人の姉妹が現れた。1人はきらびやかな衣装を、もう1人はお世辞にも綺麗とは言えない服を着ていた。
姉妹の1人はこう囁いた。
「この平坦な道を行けばその先はのどかな村があり、暖かい村人に愉快な仲間達がいて、ワインやチーズもうなるほどあります。私と一緒にこの道を下っていきましょう。」
ヘラクレスが甘い囁き興味を引いたのを見て、もう一人の女性がヘラクレスに話しかける。
「いえ、貴方は妹に惑わされてはいけません。貴方は私と共にこの道を進んで行くべきです。足元は悪いし、登る度に坂は険しくなり、貴方の行く手を阻むでしょう。でも真の勇者である貴方はここで私ともにこの坂道に臨むべきなのです。」


うろ覚えで書いたが(出先だぜ)、こんな感じの話だ。ヘラクレスは姉に従い、オリュンポスの山を登ったという。あとは神話通りだ。


三船美優に戻ろう。

三船美優はこの話なら[語らいの明眸]は妹(楽な道)の方だ。
私自身完璧な人間ではないのでオリュンポスの山を登る自信はないし自分の周りにそれを強いるほどのものはないが、三船美優は確かに流される側で「あった」のであり、彼女自身はその甘さを知ってる人間なんだと思う。


だからこそアイドルとして今は過去の道を引き返し歩かなかった方の道を歩んでるのであり、順風満帆ではなかった過去を否定せず進み続ける三船美優というアイドルのキャラクターがあるのだろう。



束縛する系の病みを感じなくはない(なくはない)けど、今のキャラクターの雰囲気だと自分はそうは思わない。

(その世界線で書け?おう、考えといてやるよ())


まあ後付けでここまで掘り起こしたのかそれとも最初からそういう感じでやめたのかわからないがそういう話。

でも書きながら深くは考えないから直感でやめたんだろうなぁ。




おわり





あまあまな三船美優欲しい